蓄電池の説明をすると
全負荷蓄電池の方が使い勝手が良い
と意見が出ます。
使い勝手が良いことに違いはありませんが、
■非常時に冷蔵庫が使えれば他が使えなくても構わない
■自宅の分電盤から別宅(倉庫など)の電気を引いている
という場合に関しては特定負荷蓄電池の方が向いています。
今回は蓄電池の特定負荷/全負荷について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
負荷とは

蓄電池の「特定負荷」と「全負荷」の説明をする際はまず、どちらのワードにも入っている
負荷
について解説をする必要があります。
家についている分電盤を見ると、ざっくり左半分に大きなブレーカー(主幹ブレーカー)がついており、右半分にリビングやトイレといった
つまみ(上下できるスイッチ)
が複数ついています。
このつまみのことを「負荷」と言います。

どの家にも複数ついています。
特定負荷と全負荷の違い
先ほどの単元で、分電盤のざっくり右半分についている複数のつまみが「負荷」であることをお伝えしました。
仮に負荷の種類に
■リビング
■トイレ
■キッチン
■玄関
■子供部屋
の5か所があるとします。

特定負荷については上記5か所のつまみがあったとしても、例えば
リビング1か所の負荷
しか選択ができません。
そのため、停電時に蓄電池の電気が供給される箇所に関しては
リビングのみ
となります。

反対に全負荷については全部の負荷が選択可能であるため、
5か所すべての負荷
が使用可能です。
停電時に蓄電池の電気が供給される箇所はすべての部屋となります。

分電盤以外の場所にブレーカーがついている場合に関しては蓄電池の電気が供給されません。
特定負荷の注意点

特定負荷について先ほどの単元で「1か所の負荷」しか選択ができないとお伝えしました。
選択した負荷をキッチンとした場合、
キッチンに面しているコンセントがすべて使える
と思われがちです。
しかし、特定負荷で使用できる電気は
100vのみ
となっているため、キッチンに200vコンセントをする家電製品がある場合は使えません。

ちなみにキッチンにあるであろう200vコンセントの代表例はIHクッキングヒーターです。
停電時に使用したい家電製品が
冷蔵庫
だとした場合、負荷をキッチンに指定すると冷蔵庫が使えます。
停電時に使うであろう家電製品の優先順位で冷蔵庫が上位にくるのであれば尚更です。

例えばオムロン9.8kWh蓄電池(実効容量8.8kWh)を導入した場合、冷蔵庫の出力が800wであれば
約11時間もつ計算(実効容量8,800w÷800w)
となります。
しかし、特定負荷は
1か所の負荷しか使えない
ため、例えばキッチン以外の部屋で蓄電池の電気を使いたい場合は使えません。

キッチンに面しているコンセントから延長コードを伸ばすことで
別の部屋でも電気が使える
ため、工夫次第ではデメリットを補うこともできます。

どの部屋に何のコンセントがあるのかは図面資料の中の電気配線図(プロット図)に記載があります。
全負荷の注意点

全負荷については、いざ停電になった際に
今まで使っていた家電製品が一斉に立ち上がる
ことが注意点です。
一斉に立ち上がるということは
停電時に必要ない家電製品にも電気の供給がされる
ことを意味するため、蓄電池に溜まっている貴重な電気が無駄になる可能性があります。

都心部に関しては特に心配することはありませんが、地方都市の場合は分電盤に
何の負荷が入っているのか
を確認する必要があります。
自宅と同じ敷地に倉庫/別宅を建てている場合に関しては、そこで使用している電気も
自宅の分電盤から引っ張っている可能性
があります。

停電時に蓄電池からの放電に切り替わったが、宅内で必要最低限しか使っていないにも関わらず
電気の消耗が激しすぎる場合
は上記の可能性があります。

蓄電池にも出力の上限値があるため、使い過ぎには要注意です。
最後にひとこと
今回は「蓄電池の特定負荷/全負荷」について解説しました。
特定負荷に関しては
1か所(1負荷)での電気を長く使える
反面、
別の部屋で電気を使用できない
というデメリットがあります。

全負荷に関しては
すべての部屋で電気が使える
反面、
停電時に必要ない家電製品にも電気が流れる
というデメリットがあります。

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