蓄電池の説明で訪問をすると
電気自動車を蓄電池代わりにしたい
という意見が多く出ます。
多くのかたが
太陽光と電気自動車があればいい
と思われていますが、実際はそこに
V2H
という機械が必要です。
今回はこのV2Hがどのようなものなのか、現状市場に出回っている機種について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
V2Hとは

V2HはVehicle to Homeの略称で日本語に訳すと
車から家へ
という意味になります。
V2Hがあると
■太陽光パネルが発電した電気を電気自動車に蓄電する
■電気自動車に溜まっている電気を家に放電する
ことができるようになります。
よくV2H自体に
電気を溜められる
と思っているかたが多いですが、V2Hはパワコンと同じ電気の変換装置というイメージです。
そのため、蓄電できるのは電気自動車のほうです。

反対にV2Hだけあっても意味がありません。
V2Hを購入する際の相談先

電気自動車を購入するときにV2Hも一緒におすすめされるため、V2Hは
ディーラーから購入する
と思われている方が多いです。
しかし、実際のところディーラーの担当者はそこまで詳しく分からない場合が多いです。
日産の場合だと提携している株式会社JMという会社を紹介されます。
このJMという会社が現地調査や工事を行います。

日産以外の三菱やトヨタ、ホンダの場合には、
太陽光や蓄電池を扱っている販売店に聞いてほしい
という声が多いようです。
実際、私が働いていた会社でもV2Hの取り扱いをしており、今では蓄電池と並ぶ人気商品になっています。

ディーラーからのおすすめで購入すると高い場合が多いので、相見積もりを取るようにしてください。
市場に出回っている機種
現在市場に出回っているV2Hは
ニチコン製のものが有名
です。
ほかにも
■オムロン製
■パナソニック製
のものもあります。
2024年5月頃にはシャープ製のV2Hも出る予定です。
上記写真はニチコンの
プレミアムタイプ
と呼ばれているもので、パワコン内蔵の単独型です。
本体正面を見た場合に、右側に充電ソケットがついています。

こちらは同じくニチコン製のV2Hで、
■セパレート型
■一体型
と呼ばれています。
パワコンを別に設置する必要があります。
パワコンが内蔵されていない分、本体はスリムです。
本体正面の右側に充電ソケットがついているタイプもあれば、本体と充電ポッドが別に分かれているタイプもあります。

タイミングによっては補助金が出るので有効活用してください。
最後にひとこと
今回は「V2H」について解説しました。
V2Hは
■太陽光パネルが発電した電気を電気自動車に蓄電する
■電気自動車に溜まっている電気を家に放電する
上記が可能な機器です。
電気自動車だけ、V2Hだけあっても機能しませんので必ずセットで導入する必要があります。
より詳しい説明を希望される方は優良店が多い
に登録されることをおすすめします。
価格比較サイトは入口が太陽光メインで蓄電池についてはオプションのサイトもあれば、
蓄電池メイン
で対応しているサイトもあります。
蓄電池の検討であれば蓄電池メインの比較サイト(エコ×エネの相談窓口)が断然おすすめです。