太陽光を検討している方から
事前にパネル設置の工程を知りたい
という要望が出ました。
■屋根材
■設置工法
によって工程が少々変わります。
今回は屋根材がコロニアルという想定で解説をしていきます。
※家バレを防ぐため、設置レイアウトの添付はしていません

じゃ、レッツゴー!
目次
設置工事をするための事前準備

太陽光パネルを設置する際は、取り付け金具やパネル本体の位置を示した
設置レイアウト
が必要です。
この設置レイアウトは
メーカー/商社が作成
します。

販売店が提供した図面資料
をもとにメーカー/商社が作成するため、最初に提供した資料が間違っているとすべてが狂います。
新築の場合はハウスメーカー側から提供された図面資料をもとに作成するため、
■屋根サイズ
■屋根の角度
■設置方位
がほぼ正確な状態で情報が揃います。

しかし、既築の場合は
■お客さんが持っている図面の写真を撮る
■実際に屋根に上って計測する
のざっくり2通りであるため、正確ではない可能性があります。
そのため、事前に設置レイアウト通りに太陽光パネルが載るのか
再度計測
をする必要があります。

以下の流れに関しては
屋根のサイズが合っている(=間違いなく載る)
という想定で解説していきます。
ちなみに設置レイアウトは販売店からお客さん側に資料を提示する際、大体見積書と一緒に添付されていることが多いです。
※新築の場合は別

設置レイアウトがないと見た目の想像ができません。
設置工程① 墨出し

メーカー/商社から出てきた設置レイアウトをもとに屋根を計測し、どの位置に
■金具を設置するのか
■パネルを設置するのか
を確認します。

ただ目視で確認するわけではなく、
墨つぼ
という道具を使って行います。
墨つぼは
綺麗に直線を引くときに使われるもの
で、事前に墨つぼ内に入っている糸を墨汁か何かで浸してから使用します。

端と端を決めて、その場所で墨つぼから糸を伸ばし、伸び切ったところで糸をパチンと弾き、直線を引きます。
墨を使ったら屋根が汚くなるじゃん…
という方ももちろんいると思います。
最近は墨ではなく、
チョークの粉のようなもの
で行う機会が多いです。

雨が降ったら
跡形もなく消え去る
ため安心してください。

何を使って墨出しするかは施工店によって異なります。
設置工程② 金具設置部分に防水処理

太陽光パネルを設置するには、金具を設置する部分に空けた穴の
防水処理
をする必要があります。
防水処理を行わずに先に進めてしまうと
①穴を空けた部分から雨水が入り込む
②屋根裏を腐らせる
③最終的に住居部分に水がポタポタ垂れてくる
という結末を迎えます。

上記は穴を空けた箇所(=金具を設置する部分)に
コーキング
といって、
防水性を高めるボンドみたいなもの
を注入した後の写真です。

後から説明する金具をすべて設置し終わった後にコーキングをしている悪徳業者もいるので要注意です。
設置工程③ 金具設置


先ほどの単元で解説をしたコーキングを打った場所に金具を置いて、その金具の周りをコーキングで埋めています。
※写真撮影時には金具の上部にコーキングが無いですが、この作業のあとにしっかり埋めています
基本的に
雨水が入り込みそうな箇所
にはすべてコーキングを打つ必要があります。

屋根全体を遠目から見るとこのような光景になっています。

施工時に屋根に上がっていいと許可をしている施工店もあります。
設置工程④ 金具の上にラック・レールを設置

それぞれの金具の上にラックを置いて固定していきます。
先ほどの単元で固定をした金具とラックを
ボルトで固定
しているため、すぐに外れるような構造ではありません。

ラックの上に太陽光パネルの土台となるレールを固定していきます。
パネルを設置する屋根面を正面に見た場合、最下段のレール部分に
ロゴプレート
というアイテムを設置することがあります。

ロゴプレートはどのメーカーの太陽光パネルがついているのかを
自慢するためのアイテム
であり、このアイテムが無いからといって特に損することはありません。
サービス提供側が設置資金を出しているゼロ円太陽光の場合は
とにかく費用を浮かす必要がある
ため、このロゴプレートに関しても設置をしていません。

ロゴプレートは太陽光システムに勝手についてくるアイテムです。
設置工程⑤ 完成

先ほどの単元でお伝えしたレールとレールの間にパネルをはめ込み、パネルの裏側から出ている
プラスとマイナスのコネクタを繋ぎ
アース線も設置すると完成です。
たまに
1パネル=1金具
と想像をしているお客さんがいます。

実際はメーカーによって
■3点固定
■4点固定
の場合もあるため、想像以上に金具がついています。

パネルとは別に金具・レール・ラックだけで相当な重量があるため、重量計算をする際は注意が必要です。
設置工事に必要な施工ID

太陽光の工事はメーカーが実施する施工研修に参加して、
施工ID
という資格を取得する必要があります。
2012年ごろは
太陽光=雨漏りする
というマイナスイメージが多い時代でした。

当時は悪徳会社の存在もあり、
工事の監督者だけが施工IDを持っており
実際に施工をする人間は日雇い労働者で屋根の知識も何も持っていないという販売店が少なからず存在しました。
その結果、
工事の翌日に雨漏りした
というケースがあったのも事実です。

今現在については売電単価が下がり、どこの販売店でも売れる時代ではなくなりました。
結果として、実力がない会社は
どんどん衰退
しています。
現在は
施工技術が高い会社だけが残っている現状
であるため非常に安心できます。

実績が多い販売店は比較サイトで検索できます。
最後にひとこと
今回は「太陽光パネルの設置工程」について解説しました。
専門用語を使っていないため通常の流れよりも工程が多く感じると思いますが、今回紹介した順を追うと
①墨出し
②防水処理
③金具を設置
④ラック・レールを設置
という流れとなります。

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