太陽光発電を検討しているお客さんから
カタログに載っている公称最大出力以上に発電が上回ることはある?
という質問が出ました。
実際、
設置環境によって異なる
ためすべてのお家において上回るとは言えないですが、掲載されている公称最大出力以上に発電が上回ることはあります。
今回は公称最大出力について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
目次
公称最大出力はパネルが持つ力を最大限発揮できたときの発電量

太陽光発電システムを比較する場合、販売店からカタログを使って説明される機会が非常に多いと思います。
既に
検討しているメーカーが定まっている場合
に関してはこの比較の部分をすっ飛ばすケースもあります。

カタログには必ずと言っていいほど
公称最大出力
が掲載されています。
人によってはこの公称最大出力のことを
発電量
と説明しているケースもあります。

パネル1枚あたり○wと説明しているケースが多いです。
設置容量を計算する際は公称最大出力を基にしている

上記はシャープカタログから抜粋した写真です。
シャープの「NU-440PP」というパネルの
公称最大出力は440w
です。

このパネルが10枚載る屋根であれば
設置容量は440w×10枚=4.40kW
という計算になります。

年間発電量に関しては発電シミュレーションの計算式に当てはめる必要があるので省略します。
設置した太陽光パネルの公称最大出力を知る方法

最も早く設置した太陽光パネルの公称最大出力を知るには
出力対比表
というデータを確認する必要があります。
現在は技術が進歩したため、出荷後にメーカー側から出力対比表の
データを出力
してもらえますが、以前はパネル1枚1枚に貼られている製造番号シールを確認する必要がありました。

ちなみにメーカー側から出力対比表のデータが出力される前までは
①施工店が太陽光パネルの側面(フレームの部分)に貼られていたシールを剥がす
②剥がしたシールを出力対比表の台紙に貼り付ける
③その台紙を保証書申請の際に提出する
という流れで処理をする必要がありました。

現在は
その工程が無くなった
ため、施工時の注意点も減りました。

太陽光パネルの技術進歩だけではなく他の手間も省略されています。
出力対比表が出ないメーカーで公称最大出力を確認する方法

こちらの方法は先ほどの単元でお伝えした
製造番号シールを確認する方法
となります。
上記は長州産業のパネルについて紹介されている部分を抜粋しています。
■「CS-340B81」:公称最大出力340w
■「CS-223B81」:公称最大出力223w
と記載があります。

CS-340B81のパネルであればMAX340wの発電能力があるわけですが、太陽光パネルは人間の手で作っているのではなく、
工場でロボットが作っている
現状です。
そのため、すべてのパネルが
同じ公称最大出力を有しているわけではない
です。

上記画像左上の枠、工場測定出力値に
346.3w
と記載があります。
こちらのパネルに関してはカタログ表示の340wよりも
6.3w高い値
を示しています。

同じ340wのパネルでも344.6w~346.9wと幅があるので、販売店が提示する発電シミュレーションについては
基本的に上振れるもの
と捉えてもらえると嬉しいです。
ただ、どのパネルが納品されるかは
販売店側でも操作できない
ため、販売店側を責めるのは避けてください。

パネルの公称最大出力が高くても設置環境が悪ければ発電しません…。
他の出力対比表についても確認

上記の画像は先ほどの単元で解説したデータ同様、長州産業のパネル(1枚あたり340wのパネル)です。
■一番低くて【347.5w】:記載データよりも+7.5w
■一番高くて【349.2w】:記載データよりも+9.2w
であるため、一番高いパネルに関してはカタログ記載の公称最大出力よりも
約10w発電能力が高い
イメージです。

こちらはシャープの「NU-259AM」という
1枚あたりの発電量が259w
のパネルです。

■一番低くて【260.72w】記載データよりも+1.72w
■一番高くて【262.72w】記載データよりも+3.72w
であるため、一番高いパネルに関してはカタログ記載の公称最大出力よりも
約4w発電能力が高い
イメージです。

メーカーによって公称最大出力の上振れ幅が異なります。
最後にひとこと
今回は「公称最大出力」に関して解説をしました。
公称最大出力は
パネルが持つ力を最大限発揮できたときの発電量
ですが、パネルの力が高くても
設置環境が悪くては意味がない
です。
検討の際は周辺環境をよく確認したうえで話を進めてください。

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