蓄電池を検討している方から
停電時に使える家電製品は限られると聞いたが本当?
という質問がありました。
結論、本当です。
停電時に関しては蓄電池の
停電時自立出力
によって使える家電製品と使えない家電製品が分けられます。
今回は蓄電池の停電時自立出力について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
停電時自立出力とは

停電時自立出力は停電時に
蓄電池が瞬発的に放電できる力のMAX容量
を指しています。
蓄電池には
■特定負荷
■全負荷
の2種類あり、全負荷であればすべての部屋で電気が使えます。

ただ、中には
すべての部屋で電気が使える=すべての部屋で好きなだけ電気が使える
と思っているお客さんもいます。
停電時に使うであろう家電製品の合計消費電力が、メーカーが定める停電時自立出力を上回ってしまうと
ブレーカーが落ちる
ため、何がどれくらいの電力を消費するのかを事前に確認しておく必要があります。

飛び込み営業は説明しない項目です。
停電時に使うであろう家電製品の選定

停電時に何を使う可能性が高い?
といきなり聞かれても答えられないというお客さんが大半です。
上記はソーラーパートナーズという価格比較サイトが実施した
停電で困ることランキング
です。
このランキングを参考にしつつ、必要な家電製品をピックアップしてみてください。

ちなみにランキングの上位は下記の通りです。
■1位:冷蔵庫
■2位:照明
■3位:調理器具
■4位:エアコン
■5位:水洗トイレの電源

家庭によって必要なものは異なります。
家電製品の消費電力確認方法



何の家電製品がどれくらいの電力を消費するのかに関しては、家電製品の
型番シール(ラベルシール)
に記載があります。
定格消費電力
と記載されている部分を確認してください。

この単元の最初に貼った写真は私まさひこが使用している各家電製品の型番シールです。
型番シールには
■テレビ:38w
■ヒーター:900w
■エアコン:800w
の記載があります。

エアコンに関しては
■通常時(定格消費電力)
■冷房使用時
■暖房使用時
の3種類の記載があります。
消費電力の合算値を算出するうえでは数字が大きい項目で計算するようにしてください。

最新家電のほうが消費電力が少ない傾向にあります。
各蓄電池の停電時自立出力

停電時に使用するであろう家電製品の合計消費電力が計算できたあとは、
どの蓄電池であれば対応可能なのか
を判断する必要があります。
先にメーカー名を見て、この蓄電池がいい!と判断するお客さんもいます。
しかし、停電時に使うであろう家電製品の消費電力と見比べた際に該当しなかった場合、
最初から検討し直し
になりかねません。

以下がメーカーごとにまとめた停電時自立出力の一覧です。
左側の数字が蓄電池容量、右側の数字が停電時自立出力です。
■シャープ:6.5kWh、9.5kWh、13.0kWh→すべて5.5kW
■京セラ(エネレッツアプラス):5.5kWh→2.0kW、11.0kWh→4.0kW、16.5kWh→4.5kW
■住友電気工業(パワーデポH):12.8kWh→6.0kW
■オムロン(ハイブリッド):6.3kWh、6.5kWh、9.8kWh、12.7kWh、16.4kWh→すべて4.0kW
■カナディアンソーラー:6.6kWh、9.9kWh、13.3kWh→すべて5.9kW
■ダイヤゼブラ電機:7.04kWh、14.08kWh→すべて5.5kW
■ニチコン:4.9kWh、7.4kWh、9.9kWh、14.9kWh→すべて5.9kW
■ファーウェイ:7.0kW、14.0kWh、21.0kWh→すべて4.95kW

京セラに関しては蓄電池容量によって停電時自立出力が異なるため要注意です。
家電製品の消費電力と停電時自立出力の比較方法

2つ目の単元でお伝えした「停電で困ることランキング」の5位までに仮の消費電力を記載したものが下記となります。
■1位:冷蔵庫 → 600w
■2位:照明 → 300w
■3位:調理器具 → 1,500w
■4位:エアコン → 1,000w
■5位:水洗トイレの電源 → 300w

上記の消費電力をすべて合算すると
3,700w(3.7kW)
となります。
3.7kW以上の停電時自立出力が出せる蓄電池は
京セラの5.5kWh以外すべて
となります。

3,700w(3.7kW)の電力を使用しつつ、
■炊飯器(仮に800w)
■電気ポット(仮に1000w)
も同時に使うとなった場合、合計5,500w(5.5kW)となります。
5.5kW以上の停電時自立出力が出せる蓄電池は、シャープ/住友電気工業/カナディアンソーラー/ダイヤゼブラ電機/ニチコンの5社あります。

停電時自立出力の値と合計消費電力の合算値がイコールだと
ブレーカーが落ちる可能性が大
です。
そのため、5.6kW以上という見方をすると
■住友電気工業
■カナディアンソーラー
■ニチコン
の3社が有力となります。

停電時自立出力重視で太陽光メーカーを選定するとカナディアンソーラーが優位です。
最後にひとこと
今回は「蓄電池の停電時自立出力」について解説しました。
停電時自立出力は停電時に
蓄電池が瞬発的に放電できる力のMAX容量
を指しています。

停電時に使用するであろう家電製品の合計消費電力によっては、いざという時に
使えない可能性
があります。
蓄電池検討の際はメーカー名からではなく
停電時自立出力
から確認すると間違いが起きません。

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