太陽光メーカーに詳しい友人から
ハンファジャパンのホームページに掲載されているグリーンアライアンスってなに?
と質問が来ました。
これはパートナー企業と協力して
SDGsに貢献している活動の総称
です。
2024年に日本法人であるハンファジャパンが設立して、
■グリーンギフト:希望があった施設に太陽光発電を無償でプレゼント
■開発途上国支援プロジェクト:二酸化炭素吸収量が高いマングローブをバングラデシュに植林
■環境貢献活動:太陽光で発電した電気を充電できるe-Bikeを使ったイベントのメインスポンサー
といった活動をしてきました。
今回はハンファジャパンが行っているグリーンアライアンスについて解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
目次
グリーンアライアンスができた背景

グリーンアライアンスは
ハンファグループの経営哲学「共に行けば遠くへ」に基づき、社会貢献活動をテーマに掲げてハンファジャパンにより設立
※ハンファジャパン様_グリーンアライアンスカタログから引用
されました。
設立されたのは
2024年
であるため、つい最近設立されたと言っても過言ではありません。

社会貢献活動をするために設立されたのは凄いことです。
ハンファグループとしての活動

先ほどの内容だけ読むと日本法人(ハンファジャパン)でしか環境活動をやっていないように見えますが、ハンファグループ全体でも活動をしています。
■太陽光発電システムの寄贈:320か所
■植栽した木の数:53万本
■二酸化炭素削減プロジェクトで削減された二酸化炭素の量:2,548トン
※2025年5月現在
具体的には韓国の地域福祉センターや中国の小学校に30kW相当の太陽光発電設備を寄贈したり、韓国・中国・モンゴルの計10か所に植栽したり、メコン川の水質改善にソーラーボートを寄贈したり、世界経済フォーラムの開催に合わせて計340kWの太陽電池モジュールを設置したりと幅広い国や地域で活動をしています。

グループ全体で取り組むことによってだいぶ印象が良くなります。
ハンファジャパンとしての活動

ハンファジャパンとしては
①グリーンギフト
②開発途上国支援プロジェクト
③環境貢献活動
を行ってきた実績があります。

他の太陽光メーカーも地域貢献そのものは行っていますが、ハンファジャパンのように環境貢献活動をするために何かを設立した実績はありません。
■カナディアンソーラー:主にイベントへの協賛や休憩所の寄贈
■長州産業:屋根に太陽光発電を設置したゴルフ場の運営
■シャープ:中国にある生産拠点の工場すべての照明を蛍光灯からLEDに変更
■京セラ:製品を作るにあたって排出される温室効果ガスの削減目標策定

カナディアンソーラーの活動は地域に貢献していると言えますが、他メーカーに関しては他人よりも自分のためと思えます。
ハンファジャパンの実績① グリーンギフト

この活動は希望があった施設に
太陽光発電を無償で寄贈しているプロジェクト
です。
募集対象になっているのは
■幼稚園
■保育園
■こども園
といった子供たちが通う施設です。

寄贈内容は1園につき1システムで
■太陽電池モジュール
■パワーコンディショナ
■専用モニタ
■工事費用一式
がパッケージになっています。
応募すると
グリーンアライアンス事務局からのヒアリング調査を実施し、総合的な判断により決定
※ハンファジャパン様_グリーンアライアンスカタログから引用
されると記載があります。

調査内容は不明ですが、太陽光発電を設置することで
■非常用コンセントが使える
■屋根の遮熱・断熱効果が見込める
といったメリットがあるため、
初期費用ゼロで災害対策
を検討している施設があれば応募してみることをおすすめします。

ホームページに掲載されていた記事によると、福岡県粕屋郡志免町にある「志免西学童保育所」に
太陽光発電システム6.4kW相当と蓄電池6.5kWhの寄贈および設置を行った
と記載がありました。
なぜ蓄電池が含まれているのかは不明ですが、すでに実績が出ているため怪しいプロジェクトではないことが証明されました。

「無償で提供」というのがパワーワードです。他のメーカーでは見かけたことすらありません。
ハンファジャパンの実績② 開発途上国支援プロジェクト

この活動は
開発途上国にマングローブ植林を行っているプロジェクト
です。
植林の話が出ると決まって
マングローブ
が選ばれることが多いです。

実はマングローブは数多く存在する植物の中でも
森林資源や漁業資源を安定的に供給してくれるほか、物質循環や地形形成機能など、様々な機能を持っています。台風・ハリケーン、海面上昇などに対する防潮堤の機能が高いことや、面積あたりの炭素貯留量が高いことから、気候変動適応と緩和の双方において重要な生態系である
※国立研究開発法人 国立環境研究所様_ココが知りたい地球温暖化 気候変動適応編から引用
https://adaptation-platform.nies.go.jp/climate_change_adapt/qa/09.html
とされています。
他の植物よりも
二酸化炭素削減効果が大きい
ため、植林活動ではマングローブが採用されていることが多いです。

2024年11月、バングラデシュのグナリ村という集落で
6,800本の植林が完了した
とホームページに記載がありました。
二酸化炭素削減量に換算すると20年間で9,656トン
に匹敵し、東京ドームに換算すると約4個分とのことです。

このプロジェクトに関しては現地の方々の協力を経て完了しています。
ハンファジャパンの実績③ 環境貢献活動

この活動はプロジェクトというより
メインスポンサーとしてイベント運営をサポート
したことが挙げられています。
サポートしたのは2024年10月5日・6日の2日間、長野県野沢温泉村で開催された「第4回野沢温泉自転車祭」というイベントです。

このイベントには
という自転車が採用されています。
ペダルを漕ぐ際に力を補助してくれるモーターに
太陽光が発電した電気を直接充電できること
がグリーンアクションの1つである
エコフレンドリーなモビリティと連携した環境貢献活動
になっているとのことで後援するに至ったそうです。

目の付け所が大企業です。
日々の活動はパートナー企業に支えられている

グリーンアライアンスの活動は
ハンファのみの資本で行っている
わけではなく、
多くのパートナー企業からの支援
があるからこそできています。

パートナー企業一覧についてはグリーンアライアンスの専用ページに記載があります。
■comam(福岡県)
■日本エコライフ(宮城県)
■Strings(鳥取県)
■リジョイス・ビズ(福岡県)
■楽(秋田県)
■新日本エネックス(福岡県)
■ソーラーワールド(山形県)
■エスコシステムズ(東京都)
■エコテックジャパン(北海道)
■TSM(愛知県)
■三宅工務店(大阪府)
■エネシス静岡(静岡県)
■富国物産(長野県)
■ゴウダ(大阪府)
■エナジーサプライ(大阪府)
■大和総合住設(福岡県)
■エコシス(大阪府)
■RH総合サービス(大阪府)
■トライ(岐阜県)
■サングラッドエナジー(愛知県)
■エスコミライズ(長野県)
■ワン・ミニット(愛知県)
■Resilient(東京都)
■日本エコテック(福島県)
■高島(東京都)
■Asmile(長野県)
■鈴与マタイ(長野県)
■ナック ハウスパートナー(東京都)
■ニチコン(京都府)
■レクソル(千葉県)
太陽光や蓄電池の有名販売店から大手商社、大手メーカーまでいろいろな企業がパートナーになっている現状です。
グリーンアライアンスで社会貢献活動をした場所では
パートナー企業名を残せる
とのことなので、知名度が欲しい!と考えている販売店はグリーンアライアンスへの加盟検討をしたらいかがでしょうか。

知らない会社ではなく大企業が率先をしてくれるのであれば有難い話です。
最後にひとこと
今回はハンファジャパンが設立した「グリーンアライアンス」について解説しました。
今までのブログと異なり自分の体験談ではなく、カタログやホームページを見ながらの解説となっています。
ハンファジャパンが行っているプロジェクトは
■グリーンギフト:希望があった施設に太陽光発電を無償でプレゼント
■開発途上国支援プロジェクト:二酸化炭素吸収量が高いマングローブをバングラデシュに植林
■環境貢献活動:太陽光で発電した電気を充電できるe-Bikeを使ったイベントのメインスポンサー
の大きく3点です。
2年連続で
新築シェアNo.1に輝いているメーカー(2025年現在)
に選ばれているため、今後の動きにも注目したいところです。