ハンファジャパンが
太陽光パネルリユース・リサイクル協会に加盟をした
というニュースが舞い込んできました。
この協会は
太陽光パネルの適正なリユース・リサイクル
を行うべく、各業界のステークホルダーから意見を吸い上げまとめたうえで実際に普及啓発活動をしています。
今回は同協会の概要や加盟することによってどうなるのかという内容について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
協会の概要

■名称:一般社団法人 太陽光パネルリユース・リサイクル協会
■欧文表記:Solar Panel Reuse and Recycling association(SR2R)
■設立:2022年11月1日
■会員数:65社(2025年3月31日時点)
■所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-10-8 グリンヒルビル7階
※一般社団法人 太陽光パネルリユース・リサイクル協会様_リーフレットから引用
概要は上記の通りとなっています。
2025年現在では
3年目
を迎えています。

比較的できたばかりの協会となります。
協会の活動内容

SR2Rは名前の通り太陽光パネルの
■リユース
■リサイクル
をしていくにあたり、適切な運用方法を行っていくための普及啓蒙活動を行っています。

具体的にはリユースであれば
外観破損や能力劣化など使用できないものを海外へ不適正輸出されている可能性があるため、不適切なリユースを防止するとともに、適正なリユース太陽光パネルの促進と、海外だけでなく国内におけるリユース市場の創出
※一般社団法人 太陽光パネルリユース・リサイクル協会様_ホームページから引用 https://sp2ra.jp/activity/
に取り組んでいます。

リサイクルの具体例については特に記載がありませんでした。
協会に加盟している会社

協会メンバーには
■発電事業者 例、住友商事、UPDATERなど
■リサイクル機器 例、タイガーチヨダ、ドニコ・インターなど
■販売事業者 例、セブンイレブン・ジャパン、フジテックスなど
■EPC/O&M/OO事業者 例、ENEOSリニューアブル・エナジー、サニックスなど
■ガラスメーカー 例、TREガラス
■関連団体 例、太陽光メンテナンス協会、東京海上火災保険など
■リサイクル事業者 例、東芝環境ソリューション、新菱など
上記のような幅広い業種の企業が加盟しています。

この協会に加盟すると
国から意見を求められる存在
になります。
そのため、
自社利益だけ追及している企業
の場合は冷たい目で見られてしまう可能性があるため、日々の言動・発言には注意する必要があります。

法人としてはより信頼性が高くなります。
初の太陽光パネルメーカーが加盟

先ほどの単元でSR2Rに加盟している企業を紹介しました。
紹介をした業種の中には
太陽光パネルメーカーの文字がありません
でしたが、この度ハンファジャパンが加盟したことによって
太陽光パネルメーカーの枠が新設
されました。

意見を求められた際にしっかりとした考えを述べるには自社の太陽光パネルの知識以外に
■環境付加価値
■パネルの構造
■太陽光市場を取り巻く環境
といった細かいポイントまで踏まえる必要があります。

今後は太陽光パネルの性能が良くなっただけでは評価されず、
■廃棄するときに分解しやすい
■パネルを製造する際に使用した電気の量が従来の1/10
といった特長も評価される時代が来るかもしれません。

商品自体が環境にやさしくても導入費用がやさしくない場合があるので要注意です。
最後にひとこと
今回は「太陽光パネルリユース・リサイクル協会の概要や加入することによる意味」について解説しました。
この協会に加盟することによって
国から意見を求められる存在
になるため、自社利益だけ追及したパネルを創っていると痛い目にあいます。
いざパネルを処分するときに
このメーカーだとルールが守られていないから処理費が倍額…
という風にならないように適切な販売店で導入をするようにしてください。

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