蓄電池を検討しているお客さんから
AIはどこから情報を取ってきているの?
と質問がありました。
メーカーによっては一部異なりますが、例えばオムロンの場合は
気象庁
からデータを取得しています。
今回は蓄電池のAI機能について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
AIの担当業務

一般的にAIと聞くと、情報処理能力が高くいろいろやってくれそうなイメージがあります。
しかし、蓄電池でいうAI機能は、翌日の気象情報を前日の夜に収集して
夜間の充電量を調整
してくれる機能を指すことが多いです。
メーカーによっては、上記の動きとは別に
学習機能
がついており、自宅の電気消費パターンを覚え、それを実行に移してくれるタイプもあります。

蓄電池の動きすべてをAIに任せているメーカーは無いです。
AI機能のメリット

蓄電池には
①発電した電気を溜める
②深夜電力を購入して、それを溜める
という、2通りの充電方法があります。
②の場合、深夜電力を購入することで、
昼間の高い単価で電気を購入しなくてよくなる
というメリットが挙げられます。

しかし、太陽光パネルが多く発電する時期に
蓄電池の充電がMAX
になっていた場合、翌日の早朝に発電した電気は蓄電池に溜まらず
すべて売れてしまう
計算になります。

売電収入が手に入るので100%デメリットなわけではないですが、発電した電気は
実質ゼロ円
のため、購入するよりもお得に蓄電池に電気を溜めることができます。
■翌日の天気が晴れだから、翌日朝に充電できることを見越して、今夜は深夜電力を購入せずにそのままにしておこう
■翌日の天気が雨だから、今夜は深夜電力を購入して、翌日朝の自家消費に充てよう
というのを考えてくれるのが、蓄電池のAI機能です。

この判断を毎日してくれます。
AI機能のデメリット

AI機能のデメリットは
精度が100%ではない
ことです。
オムロンという蓄電池メーカーの場合、
気象庁
からデータを取得しています。

気象庁が出している情報のため、
信用性が高い
というのは言うまでもありません。
しかし、気象庁が出している情報も
予想
であるため、必ずしも合っているわけではありません。

AI機能がついていることによる弊害は、例えば下記のようなケースです。
とある日の夕方、天気予報で「明日が晴れ」と言っていました。
この場合、翌日が晴れであるため、蓄電池の残量はMAXではなく少量で停止しています。
翌日になると、雲行きが怪しくなり雨が降り出しました。
蓄電池には少量しか電気が残っていないため、これをすべて使い切ってしまうと、昼間の高い単価で電気を購入する必要があります。

上記で紹介したようなケースがあるため、
AI機能がついているから安心
とは言えないです。
メーカーによってはAI機能が内蔵されているため、
外すことができない
です。

いらないから外すという選択肢はないので、蓄電池検討時は慎重になってください。
AI機能がついているメーカー

蓄電池にAI機能がついているメーカーは
■オムロン/長州産業(スマートPVマルチ)
■ニチコン&長府工産
■NFブロッサムテクノロジーズ(スマートスター)
■ダイヤゼブラ電機(アイビス7・8)
■エリーパワー
です。
なかには
■シャープ&パナソニック:HEMSを追加したら
■京セラ:ハウスマイルネットワークに登録したら
といった、条件つきでAI機能が使えるメーカーもあります。

決して、AI機能がついていないからダメというわけではありません。
最後にひとこと
今回は「蓄電池のAI機能」について紹介しました。
蓄電池についているAI機能の主な役目は
翌日の気象情報収集
です。
メーカーによっては情報を取ってくる先が気象庁であるため、
情報の信用度は高い
ですが、間違える可能性もあります。
精度は100%ではないので注意してください。

AIが気象庁のデータを取得する時間帯は
夜9時ころ
と言われています。
夜9時ころに翌日の判断が始まるため、
■2世帯・3世帯で、日常生活での電気使用量が多い家庭
■自宅兼店舗で早朝から電気を使う家庭
については、AI機能をつけないほうが、理想的な使い方ができる可能性が高いです。
