太陽光の説明で訪問をすると
蓄電池がないと停電になったら困るよね?
と質問を受けます。
太陽光システムには非常用コンセントがついており、発電している時間帯であれば
MAX1,500wまで
の電気を使うことが可能です。
今回は非常用コンセントについて解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
もともと太陽光発電の導入は災害対策の一環

ここ最近は、あちらこちらで
■太陽光:光熱費の削減
■蓄電池:災害対策
という区分けがされていますが、もともと太陽光発電は
災害対策ができる商品
として注目されていました。

住宅用の太陽光システムが普及しだしたのは
2000年頃
と言われています。
この頃はまだFIT制度が始まっておらず、売電単価は安く(24円)、買電単価も今ほど高くありませんでした。
そのため、太陽光発電を導入するお客さんのほとんどが
■地球環境のため
■災害対策のため
というきっかけでした。

2000年頃は
■非常食を持ち歩くにも重い
■電池式のラジオや懐中電灯を持っていても電池が切れたら何もできない
という理由から、
自宅を避難所にしよう
という考え方が生まれ、地球環境に貢献しつつ災害対策もできる太陽光発電に焦点が当たりました。

いまは太陽光発電以外のモノもだいぶ進化しています。
太陽光システムでできる災害対策

太陽光システムを導入すると
非常用コンセント
が使えるようになります。
電気の変換装置であるパワーコンディショナ(以下、パワコン)を屋外に設置するのか、屋内に設置するのかでコンセントの位置が異なります。
■屋外用パワコン:分電盤近くの壁に、施工店が別口で取り付け
■屋内用パワコン:パワコン本体の真下か真横に装着済み

非常用コンセントから取れる電気の量は
MAX1,500wまで
です。
非常用コンセントは100V専用のため、
200Vコンセントは使用不可
です。

200Vコンセントを使用するには蓄電池が必要です。
1,500w以内で使える家電製品

停電時に使いたい家電製品ランキングの上位には
■テレビ
■携帯の充電
■照明
■冷蔵庫
があります。
晴れているという前提であれば、上記の4種類を一斉に使い始めて太陽が出ている4~5時間はもつ計算です。
家によって家電製品の消費電力が異なるため、必ずしも4~5時間もつわけではありません。

先ほどの単元で、非常用コンセントから取れる電気の量は「MAX1,500wまで」とお伝えしました。
厳密に言うと、パワコン1台につきMAX1,500wまでとなるため、パワコンを2台設置している場合は
MAX3,000wまで
使用可能です。
ただ、100Vコンセントのみという条件は変わらないため、最大3,000w使えるから
200VのエアコンもIHも使える
というわけではありません。

MAX3,000w使えるコンセントがあるわけではなく、MAX1,500w使えるコンセントが2か所についているイメージです。
非常用コンセントの注意点

瞬間的に3,000w(=3.0kW)発電している場合、非常用コンセントも3,000w使えると思い込んでしまいます。
しかし、パネルが3kW発電していても、5kW発電していても、
非常用電源はMAX1,500wまで
しか使えません。
悪天候で瞬間的に1,000w(=1.0kW)しか発電していない場合、非常用電源はMAX1,000wまでとなります。

太陽が顔を出しているのは
日中のみ
であるため、朝方と夕方以降に停電した場合に関しては暗いままとなります。

日中であっても雨が降っている場合に関しては、使えないと思ったほうが間違いないです。
最後にひとこと
今回は「太陽光の非常用コンセント」について解説しました。
非常用コンセントは太陽光システムのみの導入でも使用可能で、
MAX1,500wまで
の電気を取ることが可能です。
100Vコンセントのみ使用可能で、
200Vコンセントは使用不可
であるため注意が必要です。

太陽光システムを後付け(=既築扱い)するのであれば、非常用コンセントについての説明もきっちり行われます。
しかし、新築時の設置に関してはハウスメーカー側も非常用コンセントの有無について
把握していない
ことが多いです。
非常用コンセントは太陽光システムを設置するのであれば、
必ずつくもの
です。
説明がなければ、反対に質問をして疑問を解消してください。
