太陽光発電を検討しているお客さんから
カタログに載っている出力以上に発電することはある?
という質問が出ました。
設置環境によって異なるため、すべての家において上回るとは言えないですが、カタログに掲載されている公称最大出力以上に発電が上回ることはあります。
今回は公称最大出力について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
公称最大出力とは

公称最大出力は、太陽光パネルが持つ力を
最大限発揮できたとき
のMAX発電量です。
”最大限発揮できたときの発電量”が、カタログに
「公称最大出力」として掲載
されているため、いつも掲載されている数字が発電するわけではありません。

太陽光パネルは
■屋根方位が真南(0度)
■気温が25度
■屋根勾配が30度前後(約6寸)
の条件が揃ったときに一番発電すると言われています。
「何月にどれくらいの発電量が出るのか」に関しては、販売店が提示する
発電シミュレーション
を参考にしてください。

メーカーの発電シミュレーションは、NEDOという日射量のデータベースをもとに算出しています。
公称最大出力が高い太陽光パネルは選べない

どの型番の太陽光パネルを設置するのかについては
選択可能
ですが、公称最大出力が高い太陽光パネルについては
選択不可
です。

どこの太陽光メーカーも工場でパネルを製造しているわけですが、どのパネルの公称最大出力が高くなるのかについては
誰も分からない
からです。
理由は、パネル製造の過程は人間ではなく、
ロボットに任せている
ためです。
実発電量などのデータを人間が確認するタイミングは、パネルとしての形ができあがった段階です。

1日に何枚ものパネルを製造するため、このパネルの発電量が高い/低いを確認する余裕はありません。
公称最大出力の値を知る方法

設置した太陽光パネルの公称最大出力を知るには
出力対比表を確認する
という方法があります。
この出力対比表は、
■販売店が保証書申請をした際に、保証書と一緒に発行される
■施工店の倉庫に納品された際に、パネル本体にくっついている
というパターンのどちらかで確認可能です。

設置する太陽光パネルのメーカーがどちらのパターンに該当するのかは、販売店に確認してみてください。
公称最大出力の実績例① ハンファ

上図は、
ハンファのRe.RISE-NBC 440
というパネルを設置した際に発行された出力対比表です。
例えば6のデータを見てみると、
■公称最大出力:440w
■実出力:444.53w
になっています。

6のパネルに関して言うと、カタログ上ではMAX440wと謳っているパネルが、
実際は444.53w出る
ため、公称最大出力よりも
4.53w多く発電するよ!
というのを表しています。

ハンファは1~5wの誤差です。
公称最大出力の実績例② 長州産業

上図は、
長州産業のCS-340B81
というパネルを設置した際に発行された出力対比表です。
例えば(6)のデータを見てみると、
■公称最大出力:340w
■実出力:349.2w
になっています。

(6)のパネルに関して言うと、カタログ上ではMAX340wと謳っているパネルが、
実際は349.2w出る
ため、公称最大出力よりも
9.2w多く発電するよ!
というのを表しています。

長州産業は5~10wの誤差です。
公称最大出力の実績例③ シャープ

上図は、
シャープのNU-259AM
というパネルを設置した際に発行された出力対比表です。
例えば(1)のデータを見てみると、
■公称最大出力:259w
■実出力:262.72w
になっています。

(1)のパネルに関して言うと、カタログ上ではMAX259wと謳っているパネルが、
実際は262.72w出る
ため、公称最大出力よりも
3.72w多く発電するよ!
というのを表しています。

シャープは1~5wの誤差です。
最後にひとこと
今回は「太陽光パネルの公称最大出力」について解説しました。
公称最大出力は、太陽光パネルが持つ力を
最大限発揮できたとき
のMAX発電量です。
毎日発電する条件が良いわけではないため、何月にどれくらいの発電量が出るのかに関しては
販売店が提示する発電シミュレーション
を参考にしてください。

個人的に、ここ最近の販売実績がないために
出力対比表の実績データ紹介ができない
ですが、実績データがかなり上振れするメーカーは、後にも先にも私が知る限り1社だけです。
それは
京セラ
です。
京セラに関しては7~13w上振れますので、価格重視ではなく性能重視のお客さんには絶対に京セラをおすすめします。
