太陽光を検討している方から
この屋根の形であれば長州産業のほうが枚数が多いからお得?
と質問がありました。
長州産業は他のメーカーよりも
全体的にパネルのサイズが小さい
ため多く載るというのが特徴でしたが、ハンファの新型パネルも
横幅が狭くなった
ため多く載るようになりました。
今回は実際の屋根レイアウトを使って長州産業の新型364wパネルとハンファの新型440wパネルを比較していきます。

じゃ、レッツゴー!
長州産業の新型パネル

長州産業の新型パネルは
■公称最大出力:364w
■寸法:1,544mm×1,148mm
※今回は枚数比較のため、変換効率・パネルの厚みについては触れません
上記のスペックです。

以前の340wパネルは1,616mm×1,054mm×40mmという寸法でした。横が短く、縦が長くなりました。
ハンファの新型パネル

ハンファの新型パネルは
■公称最大出力:440w
■寸法:1,606mm×1,134mm
※今回は枚数比較のため、変換効率、パネルの厚みについては触れません
上記のスペックです。
※2025年6月30日現在ではまだカタログ掲載がないパネルであるため、cadで作成した画像を貼り付けています。

以前は同じ440wの発電量でしたが、サイズが1,722mm×1,134mmでした。横が短くなりました。
依頼があった屋根寸法

今回依頼があったのは上記の屋根寸法でした。
一般的な長方形ではなく最近多くなってきている
オシャレな屋根
です。
※質問者さまから屋根レイアウトを掲載していい旨の了承をいただいています。

レイアウト作成をするにあたって必要な事項については下記の通りです。
■屋根寸法:横6,800mm×縦5,200mm(ギザギザしている部分は除く)
■離隔:200mmずつ
■屋根材:ガルバリウム縦葺き
■屋根方位:大体真南
■屋根勾配:1.5寸

屋根の形以外は一般的です。
長州産業でレイアウト作成した結果

長州産業の太陽光パネルに関しては屋根面ギリギリまで載せることができました。
太陽光パネル1枚あたりの発電量は364w、そのパネルが10枚載るため、合計の発電量は
3.64kW
です。

実際に出るであろう発電量から
2割低めに算出した
発電シミュレーションによると
年間発電量は3,695kWh
になるため、101.5%の発電量が見込めます。
※測定点:神奈川県小田原市の想定
※変換効率:無視

屋根に対して見た目も美しいです。
ハンファでレイアウト作成した結果

ハンファの太陽光パネルに関してはあと1枚が載らず…という結果になりました。
新型パネルについて解説したブログはこちらのページを参照にしてください。
太陽光パネル1枚あたりの発電量は440w、そのパネルが9枚載るため、合計の発電量は
3.96kW
です。
長州産業よりも太陽光パネルの枚数が
1枚少ない
ですが、容量に関してはハンファのほうが高いです。

実際に出るであろう発電量から
2割低めに算出した
発電シミュレーションによると
年間発電量は4,019kWh
になるため、こちらも101.5%の発電量が見込めます。
※測定点:神奈川県小田原市の想定
※変換効率:無視

昔のハンファではできなかった比較です。
比較結果

今回ご依頼いただいたレイアウトで比較をした結果、
■長州産業:太陽光パネル10枚=3.64kW
■ハンファ:太陽光パネル9枚=3.96kW
上記のようになりました。
見た目を重視すると長州産業がおすすめですが、発電量を重視するのであればハンファがおすすめとなります。

電気代を削減するのであれば太陽光パネルを載せられるだけ載せたほうが効果が大きくなります。
今回は設置レイアウト比較であるため無視しましたが、太陽光パネル1枚あたりの変換効率でいうと
■長州産業:20.5%
■ハンファ:24.2%
上記の差があります。

変換効率が0.1%の誤差であれば目をつぶれますが、
約4%の差
となると
相当な開き
があります。

個人的な考えでは見た目が気になってもハンファを選ぶことが得策です。
最後にひとこと
今回は実際のレイアウトをもとに「長州産業の新型364wパネルとハンファの新型440wパネル」について比較を行いました。
いまのタイミングではこの2メーカーを使って比較をしましたが、比較メーカーは
検討している時期や好み
によっても異なります。
簡易的に比較してほしいというご要望がありましたらご連絡お待ちしています。

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