太陽光を検討しているお客さんから
太陽光10.56kW、パワーコンディショナ(=以下、パワコン)容量10.3kWにも関わらず、住宅用扱いになるのはなぜ?
と質問がありました。
電力会社や経済産業省に申請をする際は、
太陽光容量とパワコン容量の低いほうの数値
を入力します。
この比較は全体的な数値だけではなく、
パワコン単位
でも行う必要があります。
今回は太陽光のシステム容量について解説していきます。

じゃ、レッツゴー!
太陽光容量とは

太陽光容量は、名前の通り
太陽光パネルの容量
を表しています。
例えば、1枚あたり440wのパネルを24枚設置する場合の太陽光容量は
10.56kW(=440w×24枚)
となります。

特に難しいことはありません。
パワコン容量とは

パワコン容量に関しても名前の通り、
パワコンの容量
を表しています。
5.9kWパワコンが1台、4.4kWパワコンが1台の計2台の場合、
10.3kW
となります。

こちらも特に難しいことはありません。
システム容量とは

システム容量は
システムを構成している容量
を表しています。
入れ物が何kWなのかではなく、
中身が何kWなのか
に着目しています。

太陽光システムを設置して売電を開始するまでには、電力会社や経済産業省に申請をする必要があります。
この各種申請に入力する数値は、
太陽光容量とパワコン容量の低いほう
と決まっています。
1つ目の単元でお伝えした太陽光容量10.56kWと、2つ目の単元でお伝えしたパワコン容量10.3kWを比較すると、低いほうの数値は
パワコン容量の10.3kW
となるため、入力する数値は10.3kWとなります。

低いほうの数値が10.0kW以上になると、住宅用のFIT単価が適用されません…
冒頭の質問のシステム構成

冒頭の質問は、ハンファ製パネルを設置するお客さんから出た質問です。
構成は
■太陽光:Re.RISE NBC 440×24枚
■パワコン:QREADYパワコン(5.9kW)×1台、屋外用パワコン(4.4kW)×1台
となっています。

1台のパワコンに対して何枚のパネルを接続するのか、に関してはレイアウト図を作成した
メーカー・販売店側でないと知らない情報
となっていますが、この
何枚接続しているのか
が、冒頭の質問のカギになっています。

パワコン1台あたりのMAX接続枚数も決まっています。
パワコンそれぞれの比較

今回のパターンで言うと
■QREADYパワコン_5.9kW:12枚(=5.28kW)
■屋外パワコン_4.4kW:12枚(=5.28kW)
という組み合わせです。

QREADYパワコンのほうは、
■太陽光容量:5.28kW
■パワコン容量:5.9kW
となり、低いほうは太陽光容量の5.28kWです。
一方、屋外パワコンのほうは
■太陽光容量:5.28kW
■パワコン容量:4.4kW
となり、低いほうはパワコン容量の4.4kWです。

それぞれ低いほうの数値を足すと、
9.68kW(=5.28kW+4.4kW)
となり、10.0kW未満扱いで
住宅用FITの対象になる
というカラクリです。
ちなみに今回のパターンのシステム容量は10.3kWではなく、9.68kWです。

パワコンが1台の場合はここまで難しくありません。
最後にひとこと
今回は「太陽光のシステム容量」について解説しました。
システム容量は
太陽光容量とパワコン容量の低いほうの数値
が適用されます。
パワコンが1台の場合に関しては特に難しくありませんが、2台の場合に関しては
パワコンそれぞれで容量比較
をする必要があるため、計算がややこしくなります。

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